2012年11月30日金曜日

ドラゴンボールのどこが面白いのだ!(1)

日本の漫画・アニメが海外でも人気らしい。

ポケモンは映画が公開5日で55億円の興行収入を記録したとか、

千と千尋の神隠しがアカデミー賞を受賞したとか、

また映画ではない週間放送の作品もめぼしいものは

大概が放送の翌日には字幕つきでネットに上がっていて、

その次の週にはスペイン語やドイツ語のものも、という具合だ。

漫画文化で日本が独自かつほぼ独壇場で理由としては

文字が絵としても機能するような日本語の特殊な言語体系/文化に

拠るところが大きいと思われる。

実際日本人以外では同じ作品なら漫画よりはアニメの方が

楽しめるという人の方が多いようだ。

さて、そんな日本発の漫画/アニメの中でも各国で圧倒的な知名度を誇る

作品がある。そう、ドラゴンボールである。

フランスでは瞬間最高視聴率で87.5%というあり得ない数字が

叩き出された事があるらしく、またスペインから来ていたピアニスト曰く

スペインでドラゴンボールを知らない人間は一人もいない、

と言わしめる程の認知度だそうだ。

ポケモンを始め、他にも人気の非常に高い作品がある事を

耳にするが、印象としてはドラゴンボールは頭二つは

抜きん出ているように思える。

また、昨今の格闘・冒険漫画にどうも不満を感じる今日この頃であるので、

ドラゴンボールの魅力を分析・列挙してみようと思うのである。

いざ考え出すと結構他の作品にはない点があるものである。



2012年11月20日火曜日

CDは何故売れないか(4)

YouTubeの動画(音声のみも含む)のダウンロードが

違法なのか、ググってみたがどうもよくわからない。

まあ会社と普及の規模が大きすぎてアップロード者以外は

取り締まりようがないだろうと思う。

最早 楽曲は音質以外ではお金を出して手に入れる必要性はなくなって

しまったのかも知れない(それだって回線速度の向上によってはわからない)。

とはいえYouTubeの登場は2005年なので、CD衰退の原因とは言えない。

これまでは入手の手段について主に考えて来たが、

外的要因、つまり音楽以外のものの影響についても考えてみたい。

CD売り上げの減少は1998年から始まっているが、

携帯電話の普及も1996年頃から急速に普及を始めている

月々の料金は大体10000円前後から通話の多い人では15000円程度

だったと思う(今はもう少し安い)。

これはCDアルバム3~5枚、メジャーアーティストのライブに

2~3回行ける金額であり、高校生のお小遣い+@といった金額である。

この分が流れたと見る意見も強い。

そう言われると確かにゲームセンターで遊ぶ学生もこのあたりから

段々見なくなっていった気もする(携帯型ゲーム機の発達もあろうが)。

もっとも、スマートフォンの普及までは携帯電話向けコンテンツという

分野がかなり盛んだったので音学業界も現在のような悲鳴には至っていなかったが、

CD自体の購買には影響を与えていたと思われる。


もう一つ、価値観の変化を挙げてよいかと思う。

流行のアーティストの新譜を聴いている、カラオケで歌えるといった

事が話題や付き合いに影響する(知らないと馬鹿にされたり)ような、

そういった事はいつからかなくなった。

これはテレビや新聞・雑誌でも同じで社会全体での趨勢であり、

何かを全体で共有する習慣や特定の人や物を神格化する習慣が

失われた為である(この二つはセットで機能していたと思われる)。

プロ野球の視聴率は良い例かも知れない。

これも2000年頃から急速に低迷し始めたが、

野球のルールや内容が特に変わったわけではない。

つまりそういう事なのではないか。

集団を形成する習慣と共に、その為に必要な共有されるモノや情報も

価値を失ったのだ。

CDが売れない本当の理由はここにあると思う。



2012年11月14日水曜日

CDは何故売れないか(3)

レンタルは広義には売り上げにカウントできるし、

海外にはそもそもCDレンタルの仕組みがない。

とすれば犯人はやはり違法コピー・違法ダウンロードだろうか。


まず違法コピーだが、カセットテープの時代からコピー(ダビング)

の習慣は存在したわけで、今は同じ品質のもの(コピー)が

実時間の数十倍の速さで作れるとはいえ、その事でより

新たな習慣が生まれたわけではない。

又、私的利用の範囲を超えたコピーが広まるのは

海賊版マーケットを除けば知り合いづてにほぼ限定される為、

蔓延するスピードとしては「ものすごく遅い」のである。


違法ダウンロードはインターネットの発達によるその進化系であり、

マーケットを介さずにより大量の流通が可能になった。

所謂「ファイル共有ソフト」というものがそれであるが、

これはなかなかのものだった。

ファイル共有ソフトは一般にセキュリティに問題があり、

また目的のものを見つけるのに手間がかかり且つ

回線が細いとよくダウンロードに失敗したりと問題の多い代物だが、

その中でnapsterという音楽に特化した共有ソフトは非常に使い勝手がよく、

学生時代には僕もよく利用したものである。

実際単品で入手する分には音質以外(それだって著しく悪い訳ではない)

言うことのないものであったが、当然ながら裁判沙汰になり、

最終的に比較的安価な月額の有料サービスとなったが

対応ハードが限定されていたり(iPodに入れられなかった)、

iTunesやYouTubeに押される格好になり廃れてしまった。

とはいえこのファイル共有というシステムの影響は

甚大だったのではないだろうか。

これらの記事を読む限り必ずしもそうだったとは断定できないが



影響が少ないという事はなかったと思われる。

napsterは2000年前後のトレンドであったが、2005年にはYouTubeが登場した。

YouTubeはCDの売り上げが現象を始めた1998年からは

かなり時間が経ってから登場したので、原因とは言えないが、

いわばダメ押しの形となった。






2012年11月13日火曜日

CDは何故売れないか(2)

「作品の劣化は結果であって原因でない」

とすれば、何故CDは売れなくなったのか。

今日はレンタルについて考えてみたいと思う。

iPodの登場以来、CDを直接再生する機会は確実に減った。

CDは「元データ」であり、再生メディアとしては価値を失ったのである。

中身が目的であり、ディスクには価値がないとなれば、

レンタルは妥当な選択だと言えると思う。

しかしレンタルに関しては著作権使用料等の法整備が整っているため、

広義には売り上げにカウントしてよいと思う。

早い話、販売枚数が10万枚でも、レンタルが90万枚であれば

レコード会社はそれほど困らないはずである。

困るのは販売店やハードメーカーであるが、

これは業態の変化であって音楽自体とは直接関係はない。

販売店が減り、ツタヤが増える、というような話だ。

実際そうなったし、当時は新譜が出ると常に貸し出し中で

なかなか借りられない、という事態は珍しくなかった(今は見る影もないが)。


そもそもCDの売り上げ低迷は世界的な傾向であるが、

CDレンタルが行われているのは日本だけである

(ホントかよ。まあ確かにアメリカにはなかった)ことからも、

レンタルが原因という説には無理があるように思う。

この記事によればCDを購入しない理由の49%は

「レンタルするから」ということらしいが、レンタル業態のない

海外ではこの割合が違法コピーという事になるのかも知れない。





2012年11月8日木曜日

CDは何故売れないか(1)

CDの販売やライブハウスの低迷が騒がれて久しい。

CD(ダウンロード販売も結局落ちこんだので含む)が

売れない理由をなんとなくインターネットで調べて見ると、

巷の意見の半分くらいは「金を出して買う程いい曲がない」なのだが、

それではCDが売れていた時はどの作品も名曲だったとか、

または良い作品しかみんな買わなかったかというとそんな事はなく、

好きなアーティストや流行のアーティストの新譜が出ればみんな

「とりあえず買っていた」のである(大した曲じゃなくても何万枚も売れた)。

この「大した作品でなくてもとりあえず売れる」状況があればこそ

そこに才能が集まり予算が注がれ、結果名曲と言われる作品が産まれ、

また実験的・野心的な(結果大コケしたような)作品も産まれ得たと思う。


話は逸れるが、競争がよい結果を産むのは「敗者の取り分」がある程度

確保されていればこそで、「値下げ競争」のような敗者の取り分から

先に減っていくようなベクトルの競争ではまず製品が画一的になり

(失敗した際のダメージが相対的に増大するため)、画一的なもの以外

求められない所からは才能を持った人間は離れる。

結果製品は益々画一化し、価格下落的になり、品質は下がり、

競争の参加者そのものが減り、その市場分野そのものが縮小・衰退する。

「名曲もどき」が氾濫する現状はその一例だと思う。


閑話休題。


つまり作品の良し悪しと売れ行きはある程度までは関係がないという事である。

名曲しか売れないような状態では名曲そのものが産まれ得ないという事だ。

では作品の劣化が結果であり原因でないとすれば、何故CDは売れなくなったのか。


(2に続く)








2012年11月5日月曜日

寒すぎる

ここ数日はちょっと寒すぎますね。

一昨日あたりから早くもガスストーブを点火してしまいました。

しかし夏にも何日か異様に気温が低い日が続いて、

その後9月一杯真夏、のようなことがあった気がします。

というわけで12月はとっても暖かくなると個人的に予想しています。

そういえば最近では地球温暖化の原因が二酸化炭素ではなく

太陽の黒点活動(活発らしい)なのではないかという説が有力視されているとかどうとか。

まあどちらにせよ省エネは悪いことではないですからね。

結果オーライで!

2012年11月1日木曜日

一日

一日一善ならぬ一日一更新を目指そう。。