2019年1月8日火曜日

電子書籍に望むこと

Kindleアプリを結果的に愛用している。

PCを含む主要なプラットフォームを網羅しており、Android端末であれば ”購入→ダウンロード→読む”までアプリ内で完結できる。

電子化されていない作品でもアマゾンと組み合わせれば見つからないという事はほぼない。

ちなみにiOS版では購入はブラウザ経由である必要があり、少しだけ億劫になる。

またiBooksは当然ながらiOS以外では使えないし、ストアもKindleに比べると劣る印象だ。

そんな非常に利便性の高いKindleアプリだが、ここまで来るともう一つ欲しいサービスがある。

それは「権利貸し」の機能である。

個人間レンタルとでも言おうか、購入した作品であれば期間を決めて友人など個人に読む権利を一時的に譲る機能を持たせられないものだろうか。

中古という形態がないフォーマットである以上、それがなければ読みたい人は基本的に定価・新品の価格で買うしかないわけだが(セール・キャンペーンなどもあるが、それらは主にメディアミックスが決まった作品だったりで、かなり限定的である印象だ)、これは個人的な感覚としては「ハードカバーで買う」くらいの感覚で、よほど興味があるか好きな作家の新作ででもなければ手を出さないのでは、と思うのである。

その点で電子書籍は「ちょっと気になってる」レベルの機会損失が大きいのではないかと思っている。

ちなみに"KindleUnlimited"という読み放題サービスも試したが、雑誌や話題の新作は対象外である事が多く、あまり意義が感じられなかった。

とにかく、「1購入につき1権利」なのだから、買った当人がそれを貸したり譲渡する権利はあるはずである。

システムはやや複雑になるだろうが、その機能が加われば定価で購入するハードルは少なくとも個人的には随分下がる。

貸す友達がそんなにいるわけではないが。