2019年2月15日金曜日

ボヘミアンラプソディの作品的価値

今日からエレモことelement of the momentのアルバムリリース記念3daysライブ@sound M's(那覇)である(長い)。

だが私はボヘミアンラプソディの話をする。

あれがグレートな作品かどうかについては色々な意見がある。

興行的にはない。大成功以外の何物でもない。

では作品としてはどうか。

クイーンの伝記映画として見た場合、それほど高いクオリティではないだろう。

批判的な意見の大部分がフレディ並びにメンバーの内面に触れていない点を挙げており、

またライブエイド前の活動についてはまるで活動休止中のように描かれているが、実際はそんなことはなかったようで、その辺のちょっとしたフィクション~脚色の部分についての批判もある。

翻って、この映画をエンタテイメント作品、もっと言えば

「ライブエイドにおけるクイーンのパフォーマンスを2000%楽しむ為の作品」

という視点で見た場合、これは文句なしにグレートな作品である。

実物と見た目が似ているとは決して言えないラミ・マレック氏の虚ろげな眼差しと、実物よりも随分小さなその体躯は、氏の尋常ならざるフレディへの動きの同化により、実物のフレディの見た目とは裏腹に、情緒不安定で繊細かつ複雑なフレディ・マーキュリーの内面を逆にありありと表象しているように見えた。

しかし同時に、ライブエイドでのクイーンの圧倒的パフォーマンスがクライマックスになければ、その演技が持ち腐れになった可能性は十分にある。

実際は4Dシアターでのクライマックスシーンのテンションのブチ上がり方は3000%であったわけだが、そういう、ストーリーだけで魅力的かどうかは疑問符がつく作品ではまぁあると思う。

視点によって評価は変わって来るだろうが、兎に角も僕が映画館に二回足を運んだ作品はこれが初めてである。

2019年2月4日月曜日

世界は一人

という舞台の稽古中である。

 

なかなかの豪華キャストである。

俳優陣の演技はもちろん、音楽担当の前野健太さんの作曲もさすがというか、

芝居と溶け込むようでいてBGMにはならない、ガーサスな仕事である。

バンドメンバーでCDを持ち合うのも楽しい。

初日まであと約2週間ほど。

稽古も毎日楽しいが本番からの日々はますます楽しいに違いない。