はい。1で挙げたニュースを結合させて行くと、
まず3.11の震災〜福島原発事故は、原発事故がなければ
関東大震災や阪神淡路大震災、などの「地震国家日本」という文脈か、
スマトラ島沖地震(洪水)やニュージーランド地震、トルコ地震等との関連で
「地球おかしい(特にアジア周辺)」「やっぱり温暖化とか関係してるのかな」
といった「環境問題」の文脈で語られ、記憶された事でしょう。
つまり、大地震自体は規模はどうあれ「昔からしばしばある事」「この間もあった事」
という既知に容易に還元できる現象だったわけですね。
勿論復興自体は容易ではないですが。
だから「原発さえなければ。。」という人はいても「あの地震さえなければ。。」
という人にはなかなか日本ではお目にかかれないでしょう。
それはそれでかなり興味深い事象です。
原発問題についてはまた後程(また今度かな〜)。
次にアラブの春一連。
これはそもそもはチュニジアのジャスミン革命が発端なんですってね。
チュニジア〜リビア〜エジプト他アラブ諸国へと、本当に「波が及ぶ」ように
広がっていったんですね〜。いやはや。
この一連の現象に於いてtwitterやfacebookなどのSNSや、
YouTubeやWikiLeaksなど、インターネットによる情報と
その情報の共有→WEBテクノロジーが大きな役割を果たした、
というのは 多少の誇張を考慮してもかなりのところ本当でしょう。
一般市民層(それも独裁体制下で)が国家すらも超えたこのような規模で
情報や見識を共有した事は史上かつてないでしょう。
これは真に革命的な事例のように思えます。
しかし忘れてはならないのはこれらの事象(アラブの春一連)は
インターネット「から」始まったのではなく、チュニジアの一人の青年の
「生身の体を張った」行動から始まったという事です。
「RT(リツイート)」や「いいね!」を押すだけでは「何か」は生まれない、
という事は肝に銘じておくべきでしょう。
それにしても2011年はカダフィ、ムバラク、ビンラディン、金正日といった
「独裁者と言えば!」みたいな人物が悉く死亡した年でしたね。
「独裁者イヤー」みたいに言われて、「独裁者が増えた年」と
勘違いする人が出たりその内するんじゃないでしょうか。
というわけで今日はこれまでかな〜(続く)。
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