YouTubeの動画(音声のみも含む)のダウンロードが
違法なのか、ググってみたがどうもよくわからない。
まあ会社と普及の規模が大きすぎてアップロード者以外は
取り締まりようがないだろうと思う。
最早 楽曲は音質以外ではお金を出して手に入れる必要性はなくなって
しまったのかも知れない(それだって回線速度の向上によってはわからない)。
とはいえYouTubeの登場は2005年なので、CD衰退の原因とは言えない。
これまでは入手の手段について主に考えて来たが、
外的要因、つまり音楽以外のものの影響についても考えてみたい。
CD売り上げの減少は1998年から始まっているが、
携帯電話の普及も1996年頃から急速に普及を始めている。
月々の料金は大体10000円前後から通話の多い人では15000円程度
だったと思う(今はもう少し安い)。
これはCDアルバム3~5枚、メジャーアーティストのライブに
2~3回行ける金額であり、高校生のお小遣い+@といった金額である。
この分が流れたと見る意見も強い。
そう言われると確かにゲームセンターで遊ぶ学生もこのあたりから
段々見なくなっていった気もする(携帯型ゲーム機の発達もあろうが)。
もっとも、スマートフォンの普及までは携帯電話向けコンテンツという
分野がかなり盛んだったので音学業界も現在のような悲鳴には至っていなかったが、
CD自体の購買には影響を与えていたと思われる。
もう一つ、価値観の変化を挙げてよいかと思う。
流行のアーティストの新譜を聴いている、カラオケで歌えるといった
事が話題や付き合いに影響する(知らないと馬鹿にされたり)ような、
そういった事はいつからかなくなった。
これはテレビや新聞・雑誌でも同じで社会全体での趨勢であり、
何かを全体で共有する習慣や特定の人や物を神格化する習慣が
失われた為である(この二つはセットで機能していたと思われる)。
プロ野球の視聴率は良い例かも知れない。
これも2000年頃から急速に低迷し始めたが、
野球のルールや内容が特に変わったわけではない。
つまりそういう事なのではないか。
集団を形成する習慣と共に、その為に必要な共有されるモノや情報も
価値を失ったのだ。
CDが売れない本当の理由はここにあると思う。
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