海外にはそもそもCDレンタルの仕組みがない。
とすれば犯人はやはり違法コピー・違法ダウンロードだろうか。
まず違法コピーだが、カセットテープの時代からコピー(ダビング)
の習慣は存在したわけで、今は同じ品質のもの(コピー)が
実時間の数十倍の速さで作れるとはいえ、その事でより
新たな習慣が生まれたわけではない。
又、私的利用の範囲を超えたコピーが広まるのは
海賊版マーケットを除けば知り合いづてにほぼ限定される為、
蔓延するスピードとしては「ものすごく遅い」のである。
違法ダウンロードはインターネットの発達によるその進化系であり、
マーケットを介さずにより大量の流通が可能になった。
所謂「ファイル共有ソフト」というものがそれであるが、
これはなかなかのものだった。
ファイル共有ソフトは一般にセキュリティに問題があり、
また目的のものを見つけるのに手間がかかり且つ
回線が細いとよくダウンロードに失敗したりと問題の多い代物だが、
その中でnapsterという音楽に特化した共有ソフトは非常に使い勝手がよく、
学生時代には僕もよく利用したものである。
実際単品で入手する分には音質以外(それだって著しく悪い訳ではない)
言うことのないものであったが、当然ながら裁判沙汰になり、
最終的に比較的安価な月額の有料サービスとなったが
対応ハードが限定されていたり(iPodに入れられなかった)、
iTunesやYouTubeに押される格好になり廃れてしまった。
iTunesやYouTubeに押される格好になり廃れてしまった。
とはいえこのファイル共有というシステムの影響は
甚大だったのではないだろうか。
これらの記事を読む限り必ずしもそうだったとは断定できないが
影響が少ないという事はなかったと思われる。
napsterは2000年前後のトレンドであったが、2005年にはYouTubeが登場した。
YouTubeはCDの売り上げが現象を始めた1998年からは
かなり時間が経ってから登場したので、原因とは言えないが、
いわばダメ押しの形となった。
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