佐山こうた
東京都出身のジャズピアニスト。魚座B型。高校卒業後ボストンのバークリー音楽院に入学し、ジャズ/ポピュラー音楽理論を学ぶ。
2004年に帰国し、サンポーニャ・ケーナ奏者瀬木貴将のサポートや、ギタリスト本吉大我のグループ「Solid Nexus」などを中心にキャリアをスタートさせる。2005年にSolid Nexus名義のアルバム「Asymmetry Design」でCDデビュー。
2010年にはミミノコプロより自身のアルバム「流出」をリリースする。このアルバムはポピュラー音楽理論やシステムに当てはまらない民族音楽やフリージャズなどの音楽への佐山の興味と関心が反映された、音楽の成立要件を探る原点的なアルバムとなっている。
2014年頃からはドラマーで作曲家の中村亮により結成された沖縄を中心に活動するインストゥルメンタルバンド「element of the moment」に加入し、シンガーソングライタータテタカコとのコラボレーション作品を含めた3枚のアルバムに参加している。
一方で佐山はシンガーのパートナーとしても定評があり、由紀さおり、サーカス、May.J、前野健太や沖縄の伝説的ジャズシンガー与世山澄子など名だたるシンガー達のピアニストを務めており、歌に対する理解とジャズのイディオムやアプローチを違和感なくポップスに適用できるスキルと感性が高く評価されている。
また、演劇やミュージカルとの関わりも深く、これまでタニノクロウ、渡辺えり、鈴木聡、岩井秀人、松尾スズキらの作・演出作品に参加している。2019年からは鈴木聡主催の劇団「ラッパ屋」の作品の音楽を担当するなど、近年は作曲家としての活躍の場も広げている。
2023年に7月1日にSHINYUレーベルよりソロピアノアルバム「KOTA'S STEW」をリリース。ジャズ・スタンダードやオリジナル楽曲に加え、賛美歌、ショパン、そして父・佐山雅弘の作品など、バラエティに富んだ10曲が収録し、聴きやすさとユニークさ、遊び心が共生する佐山の独特な美意識が楽しめる作品となっている。
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