2014年11月7日金曜日

スマートウォッチ

スマートウォッチ、という分野の製品が今年は本格的に発売され出しました。

Appleは出るぞ、出せ、という周囲の声に耐え切れずに発表はなんとか済ませたという感じで

Apple Watch を発表しましたね。

Andoroid側の今年の本命はなんといってもMotorolaから出た円形ディスプレイの

”MOTO 360”だったのですが、日本で発売される気配が一向に感じられず、

かつてMotorolaに日本のスマホ業界がいけずしたのを恨んでいるのか、、

などの噂も立つ程でしたが、内情はNECの持つ円形型液晶の特許の関係で

出そうにも出せないのだとか。

とはいえ多少時間はかかるとも発売はされるだろうとのこと。

しかしソニーがFelicaチップを搭載した「おさいふケータイウォッチ」を発売したら

絶対売れるはずなんだけどなあ。

ソニーももう二世代程スマートウォッチを作ってるんだから案件にくらい

上っていそうだけど。。




2014年10月25日土曜日

阿佐ヶ谷ジャズストリート


2014年10月12日日曜日

豪華客船の旅(2) 船上編


9月末にフランスに行った事を書く前に6月の船の続きを書いていなかったので

そちらをまず片づけなければ(その前にライブスケジュールを載せるべきなのだが)。


え~、なかなかごいす~なホテルでトルティーヤを食した翌朝はビーチをお散歩したり

(写真の女性は本件とは無関係です)



町を見物したりして



昼過ぎにはお迎えの車でお船に到着(外観撮り忘れた)。

お部屋は映画の中のよう。

これを役得と言わずして何と言おう




何日かするとサンフランシスコが見えて来ます。

風景写真は難しい。。



留学時代含め西海岸は初めてでしたが、東海岸のボストンやニューヨークとは

やはり大分印象が違いましたね~。

観光地として賑わう感じ

サンフランシスコの港付近は観光スポットのようで、海産物のレストランやおみやげ屋で

賑わっていました(何故その写真を撮らなかったのか不明。。)

ちなみに上陸の際しての入国審査ではやけに2000年初頭に留学してた事で

やけに問い詰められてヒヤヒヤというか、特に悪い事してないから釈然としない気分。


そしてサンフランシスコを出るとハワイまで長々とひとすら海を走ります。

演奏がない日はジョギングや読書をして過ごします(ちょっと退屈(^_^;))

ちなみにライブはこんな感じ。バッチリ清掃、いや正装!


そうこうしている内にハワイが近づいて来ました。

ハワイ島が見えて来ました。マウイ島かも知れない。
四国と言われても信じるでしょう(爆)




ハワイの夕暮れは美しかった。。


ハワイ上陸後は現地ミュージシャンが新たに乗船して、素晴らしいステージを見せてくれました。

伝統的なハワイアンは勿論、ハワイアンとアメリカのジャズが融合した素晴らしい音楽性の

存在を知りました。

暖かい地域ではデッキディナー&ライブが行われます。

メキシコの国民的歌手マウロさんとコラボ。
瀬木さんに隠れて僕と太郎丸さんは見えない。。


この風景はすごく好きでした。



星空もそれは綺麗だったのですが、スマホのカメラではちゃんと映らないですね。

ちゃんとしたカメラが欲しい人の気持ちもわかります(買わないけど)。

そんな素敵な夜を過ごしハワイで下船。

空港ではまたも皆さん厳しいボディチェック。まるでこちらがテロリスト予備軍

みたいな扱い。サンフランシスコでも手間取ったので結構頭に来ました。

アメリカは往年の海外での活動のツケが来てますね。



構内でバーガーキング発見。パスポートサイズw


ハワイは聞く人みんな「あsこはいいとこだ」と言うのでどんなものかと思ってましたが、

あそこはいいとこですね。

飛行機の移動が毎回大変ですが(去年はアフリカ。30時間くらいかかった。。)、

なかなかプライベートで行く機会のない土地に仕事で行けるというのは有難い事です。

飛鳥IIのクルーの皆さんのプロフェッショナリズムやアーティストに対するリスペクトには

毎回本当に感動を覚えます。

ありがとうございましたm(_ _)m












2014年9月3日水曜日


2014年8月26日火曜日

Felica、電子マネー、NFCとは何なのか

日本で「電子マネー」といえばソニーのFelicaと考えてほぼ間違いない。

しかし電子マネーを含む近距離無線通信技術の世界標準はNFCに落ち着く事が濃厚である。

近距離無線通信はbluetoothのようにファイル交換や端末との相互通信(ヘッドホンとか)

も含まれる為、致し方ないとも言えるが、電子マネーに必要な認証と決済のセキュリティ

(暗号化)とそのスピードはFelicaが圧倒的に優れている。

SuicaやPasmo(Felica準拠)の改札認証処理速度は0.1~0.2秒であり、

複数の規格の寄せ集めであるNFCに遥かに勝る(Mifare(NFCに含まれる規格。TypeAとも。

ロンドンやモスクワの交通機関で利用されている。日本ではTASPOの規格。)で1秒前後)。

FelicaはJR東日本の要請(新宿駅や東京駅の乗降客を捌く)を受けて開発された経緯も

あるので速さでは他の追随を許さない。

セキュリティも汎用(公開)規格であるNFCに対し優位である(逆に非公開部分が多いから

Felicaは世界基準にはなれなかったと考えられる)。

TypeAは脆弱性が警告され、実際にロンドンの交通機関パスの偽造・タダ乗りが

発生した事もある。クレジットカードとの連携は正直かなり不安である

(プレイステーションネットワーク(=ソニー)もハッキングされたけど)。

また、個人の特定・認証のツールとしてのアピールもされているNFCだがこの記事を読む限り

「使い物になるのか」という印象を受けた。エラーも多いし、アプリをダウンロードせねばならず、

その結果 端末によってはアプリと不具合を起こす有様だ。

アプリの不毛さはこの記事(?)からも見て取れる。こんなもんいらん。

「タグ」と呼ばれる現在地とイベント名などをSNSと連携させる機能のアピールもされているが、

これはQRコードと何が違うのだろう。

「タグ」は他にもホテルのワンナイトキーなどとして利便性が高いらしい(便利そう)。

これらの事を総合すると、NFCの正体はbluetoothやQRコード/バーコードリーダーの

延長であり、「電子マネー」としては不適格であり、個人的には上の二つと同じ

「クソ規格」の部類に入ると思う(特にbluetoothはクソだ。intel発でなければ

見向きもされなかっただろう)。

Felicaは相互通信の機能(連絡先の交換など)が無いので、「近距離無線通信規格」という

大きな括りではNFCに一歩譲らざるを得ないだろう。

しかしその中の電子決済・認証という部分では上記のどの規格より優れている。

そして謎なのはなんとNFCはオランダPhilips社とソニーの共同開発による統合規格で

実はFelicaもその仲間なのだ。非公開部分の多いほぼ独自規格なので

ロクな互換性がないが。

ここからは憶測だが、NFCもPhilips社のTypeA(Mifare)とMotorola社の

TypeB(と一応Felicaも)の統合規格である以上、FelicaチップをNFCに搭載する事は

可能なのではないかと思う。

Felicaが世界的に普及しなかった理由には非公開性の他に手数料の高さが挙げられている。

ソニーは手数料をTypeA/B並にして使用料ではなく決済による手数料で儲けるべきなのでは

ないか。

非公開性とセキュリティ性はセットであり、強みにも弱みにもなるが、

独自規格は決して使用料を取るような「強み」ではない。

Appleは成功しているように見えるが、あのバカ高い変換アダプタ類や

Lightningケーブルから腐臭を感じているのは僕だけではないはずだ。














2014年7月6日日曜日

豪華客船の旅(1)移動編

6月10日頃から2週間程、豪華客船「飛鳥II」のエンターテナーとして乗船させていただきました。

サンポーニャ・ケーナ奏者の瀬木貴将のバンドで、越田太郎丸さん(Gt)、竹本一匹さん(Perc)

という先輩方とのカルテットでした。

お船は横浜から3~4か月くらいかけて世界一周をしていて、それを色んなアーティストが

追いかけたり待ち伏せする形で合流し、入れ替わるわけですね。

まずは成田を出発しシカゴ→メキシコシティ→アカプルコという24時間オーバーの旅を

クリアしなければなりません。

シカゴ空港。超久々のアメリカ&アメリカ臭w


シカゴ→メキシコシティは乗り継ぎの時間が短い上にターミナルが離れてて冷や汗ものでした。

シカゴ空港は大きすぎですね。

メキシコシティの空港にて

乗り継ぎをなんとかクリアして無事メキシコ入り。次の乗り継ぎは数時間余裕があったので

トルティーヤとビールで一息。テカテビールうまし!日本でも売ってるらしいですね。



アカプルコ空港。特に何があるわけでもない

ビールで一息ついたら移動の疲れもあったのか、搭乗待ちの席で仮眠。。

のはずが危うく飛行機を乗り過ごしそうに。太郎丸パイセンが気付かなかったら、、

正直危なかった(^♢^;)

というわけでなんとかアカプルコ空港に到着!

別日程で行動していた瀬木さんとも合流し、ホテルに一泊後、乗船です。

ホテルがゴージャス!


空港近くのビジネスホテルに泊まるかと思いきや、そこは世界的リゾート地アカプルコと

豪華客船ツアー。ビーチサイドにそびえ立つ豪華ホテルでした。やや気が引ける位w

ホテル近くの地元臭漂うレストラン(?)で夜食購入。うま杉!!

チェックイン後は腹ごなし。こういう肉焼いてチョチョっ!みたいな料理は

南国は圧倒的に美味しいですね。香味野菜とホットソースの鮮烈さが最高でした!

明日はやっとこさ乗船です。





2014年5月1日木曜日

5月は坂田明菜祭り!


2014年4月13日日曜日

16日(水)はデュオライブ@松原!


2014年4月10日木曜日

コラボ


2014年4月1日火曜日

4/3は佐山こうた&二宮純一DUO@下北沢rpm!

あっという間に4月になりました。

今日は消費税8%の地味な重みを肌で感じた一日でした。

300円ちょっと、と思っていたら350円くらいになるので、「うっ。」となりますね。
 
さて明後日3日は古くからの恩人&兄貴分、ニノこと二宮純一(Gt)とのDUOライブです。
 
昨日もリハーサルをして来ましたが、二人だと休みどころがないので本番やった位疲れました(^^;)
 
当日はアルトサックスの坂田明奈ちゃんがゲストで来てくれる事にな,ったので休みどころが、、
 
じゃなくて楽しみが増えました!
 
渋めのJAZZからガッツリFunkまで、色々用意してお待ちしてます。

乞うご期待!

佐山こうた&二宮純一DUO@下北沢rpm
http://rpmshimokita.wix.com/rpm2014

Open 19:00 Start 20:00 Charge ¥2000
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真: フットサルの後は4/3の下北沢rpmのリハ!そして当日はアルトサックスの坂田明奈ちゃんがゲストで来てくれる事になりました(*^^*)

乞うご期待!

佐山こうた&二宮純一DUO@下北沢rpm
http://rpmshimokita.wix.com/rpm2014

Open 19:00 Start 20:00 Charge ¥2000

2014年3月27日木曜日

こういう事は言うべきじゃないけれど

近頃はお酒を飲めない、という人が多い。

大体が体質的に飲めないと言うか、おいしいと思わない、と言う理由が多い。

別に飲めなくても好きじゃなくてもよいのだが、それが正確さを欠く物言いである事が

気になるのである。

まず、体質的に飲めない、という人の数が年代別に差がありすぎる。

本当にお酒が飲めない人はいる。しかし、体質というものがある程度以上

遺伝的なものである以上、その絶対数が世代別にかけ離れるという事はおかしいのである。

日本人がDNAとしてお酒にそれ程強くない、分解酵素を多く有してない、というのは

自分も含めてある信用できる情報だと思う。

しかし、弱い事を飲めないと言うのは決して同じではないし、それは要するに嘘という事になる。

自分が苦手な事を嘘をついて免れるというのはやはり誠意に欠けると思うのである。

また、好きじゃない・弱い=飲めないと自身を定義する人間の思考回路や言語能力の幼稚さに

僕は少なからず呆れている。

そして、医者共の言う、多くの日本人は本来飲めない、みたいな物言いを真に受けてる人が

多い事にも呆れる。ならば何故僕や彼らはお酒を飲み続けているのか。

お酒に強くなる、という事は確かにないのだろう(僕はつまみ(塩分)と水を

供給しながらでないとすぐ潰れる)。

しかし、慣れる、というのは体質的に強くなるというのとは丸きり別の話である。

拷問や残業に慣れる事はあっても苦痛がなくなる訳ではない。

苦痛である事とそれに慣れるというのは別個の問題である。

そもそも、二言目には「規則正しい生活を」などと寝言を繰り出す輩

(それができたら苦労はないのだ)の言う事を自分に取って都合がいいからといって

信じるナイーブさがまず問題である。

第二に、おいしくないから、という理由で飲まない人間は根本的な勘違いをしていると思う。

お酒はおいしいから飲む、という類のものではない。

儀式や祭り(祭りは儀式だが)に於いて煙を炊く事と酒を飲む事は

どの国、どの文化圏に於いてもデフォルト設定である。

煙と液体、即ち分離不可能なものを介してお互いの同一性を獲得する事、

引いてはあの世とこの世の境界を曖昧にする事が儀式の常であり、

また人間の定義(死者を「存在」と捉える事)でもある。

酒はあるものとあるものの距離を縮める、というのがその役割である。

嗜好の次元ではない。


まあそんな事はどうでも良いが、兎に角 酒を飲むことを好き嫌いのレベルで論じる幼稚さと、

弱い事を飲めないとする嘘には少なからず憤りを感じるのである。

言うなればお酒は毒である。

そして毒も飲めない人間と面白い事ができるとは僕は到底思えないのである。

お酒が本当に飲めない人はいる(本当に具合が悪くなる)。

しかし、すぐ酔っ払って吐く、くらいの人間が「飲めない」、と言うのは

本当に飲めない人に対しても不誠実だと思う。












2014年3月3日月曜日

スマートフォン料金プランに対する疑問と不満のメモ

定額プランに加入した場合としなかった場合の金額に差がありすぎる(5700円→305万円)。

*二段階制プランの使用可能通信料に差がありすぎる(7GB(5700円)→5MB(2100円))。

江戸時代の通貨価値がそのまま生きているようなもので、

詐欺ではないが明らかに適正ではない。

「一部のヘビーユーザー(5%)が回線を圧迫している。殆どの人は1.5GB以内」という

7GB制限の理由は嘘。

*1.5GB以内のライトユーザー向けプランがない。

ストリーミングサービスの映画や番組を見た場合、1.5GBで済む可能性は極めて低い。

スマホの回線でHuluを見まくるのは確かに推奨はしかねるだろうが、

それにしては固定回線よりも価格設定が高額である点では辻褄が合わない。

通信会社(キャリア)側が被害者のような物言いは不快。

また7000万人の携帯電話ユーザーにおける5%は350万人であり、

「少数派」ではあるが決して「少数」ではない。

料金設定には疑問を感じる。またストリーミング式番組視聴は今後の主流になる見込みがある。

動画サイトは回線速度で画質を自動調整する。LTEで通信速度が上がれば

比例して画質=通信量も上がるのでやはり7GBでは十分とは言えない。

「動画を見なければ」という前文を付ければ「7GBで十分」、「殆どのユーザーは1.5GB以内」

という文言は成立する。しかし、裏を返せばネットサーフィンやSNS、

自動更新等だけでもそれくらいは行く、という事になる。

モバイルwifiルータは同じく7GB~それ以下の制限ありで4000円前後が相場。

LTEフラットの相場5460~5985円+テザリングオプション(525円)の合計との差額は2000円前後。

これはちょうど「実質0円」で毎月割り引かれる料金と重なる。価格転嫁に相当する印象を持つ。

Wimaxは帯域(速度)制限ゼロ!はほぼ空文。Wimax2には制限があるし、

2が出た今、初代wimaxのエリアや電波が今後拡張・増強される可能性は極めて低い。

Wimaxは都市部以外では電波が入らない事が非常に多い。

キャリア3社の2012年度の営業利益は2兆円以上

2013年度はLTEの普及が広まり更に増えていると思われる。

半ば以上インフラの機能を果たしている分野としては巨額過ぎる上、

各社の料金は横並びであり、談合や価格カルテルに明らかに該当する。


2014年1月26日日曜日

カフカのオスカー・ポラックへの手紙

「ぼくは、自分を咬んだり、刺したりするような本だけを読むべきではないかと思っている。

もし、ぼくらの読む本が、頭をガツンと一撃してぼくらを目覚めさせてくれないなら、


いったい何のためにぼくらは本を読むのか? 


きみが言うように、ぼくらを幸福にするためか? 


やれやれ、本なんかなくたってぼくらは同じように幸福でいられるだろうし、


ぼくらを幸福にするような本なら、必要とあれば自分で書けるだろう。


いいかい、必要な本とは、ぼくらをこのうえなく苦しめ痛めつける不幸のように、


自分よりも愛していた人の死のように、


すべての人から引き離されて森の中に追放されたときのように、


自殺のように、ぼくらに作用する本のことだ。


本とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない。」



(親友オスカー・ポラックへの手紙 1904年1月27日)


2014年1月20日月曜日

Amazonから離れられない

僕はよく買い物をする。

といっても買うのは調味料とかクリップとかUSBケーブルとか、

そういう細々したものだ(めっちゃ買う)。小さな物(小瓶とか)や

「なくてもなんとかなるけどあったら便利」みたいな物が好きなのだろう。

そういう人間になりたいのかも知れない。

しかし都心は細々した買い物をするにはなかなか面倒なところである。

新宿や渋谷でユニクロと無印良品とダイソーに行って、文房具屋を探して

(文房具屋を探すときに必ず東急ハンズとLoftを忘れるのは何故だろう)、

やってると結構な距離を歩く事になる。

昨年末に友人のライブを見に大宮に行ったが、都心を離れると

大きな駅なら大抵ドでかい駅ビルがあって、その中に上に挙げたような

お店なら大抵入っている。非常に短時間で複数の目的を達成する事ができた。

橋本の辺りも大好きだ。

国道沿いにはニトリやコストコやらがあって(大きなスーパーも大好きだ)、

駅前にはミスタードーナッツやてんやがあって。。

もしかしたら僕は郊外に住むべきなのだろうか。

とはいえ実際問題今は世田谷区に在住であり、細々した買い物や、

てんやの後にミスタードーナッツに行くのはなかなか手間がかかる。

というわけでAmazonをかなりの頻度で利用する。

大抵のものがあって(天丼はない、、と思う)配達は迅速で、

電子書籍もそこそこ充実しており(国内メーカーはもう勝手にしておれ)

人気商品であればどこよりも安い事が多い。

よしんば最安値より数百円高くてもワンクリックで翌日届く事で

トレードオフにしてしまう。思う壺である。

そしてCEOのジェフ・ベゾス氏にも注目している。

スティーブ・ジョブズが亡くなってから彼のインタビュー記事を

見かける機会が増えた気がする。

Amazonは一時期かなりの巨額赤字を出し、競合他社に埋もれようとしている

インターネットビジネスの失敗ケースとして話題になっていた。

それが今やあらゆる業種の人間が彼を恐れる程の影響力を持つ

会社とサービスになった。

Gigazineというサイトに程よいまとめ記事があるので張っておこう。

Amazonをロングテールモデルで成功に導いたジェフ・ベゾスCEOの名言20個

決してお友達になりたくない類の人間だが、考え方はかなり興味深い。

日経ビジネスオンラインの記事の続きが待ち遠しい今日この頃である。

曰く

高利益率ビジネスはうらやましい。しかし高利益率ビジネスからは日本人の言うカイゼン、効率化は生まれない。なぜならその必要がないからだ(※Amazonの利益率は売上高に関わらずいつも1%横ばい)。

や、

私はよく「5年後、10年後には何が変わっているだろうか?」と尋ねられる。しかし本当に重要な質問は「5年後、10年後にも何が変わっていないか?」だ。(中略)今から5年、10年経ってユーザーが私のところに来て「ジェフ、値段をもっと高くしてくれないか」ということは想像できない。「配達を遅くしてくれ、品揃えを少なくしてくれ」などということもあり得ない。

のような思わず「おお~」と言ってしまう発言がある。

ものすごく腰の据わった徹底的に長期目線の経営姿勢で、

倹約家であり、目的の為ならかなりえげつない事もやるし、つまらない

意見に対してはかなり辛辣な言葉を口にするらしい(この辺はジョブズとダブる)。

不気味なのは高利益体質を徹底して目指さないところである。

株主にそれが戦略である事を理解させ、信頼と自社投資資金の両方の獲得に

成功している。小売業の王ではなく、どうもインフラ事業のような

存在を目指しているように見える。不気味だ。

小売業、電子書籍販売、電子ハードウェア製造と、次にどの分野に

手を出すかわからず、圧倒的な体力を持つのであらゆる業種が彼を

恐れるというのも納得である。

AEONが地方商店街をシャッター街にしたような事が起こりえるのかも知れない。

租税回避もちゃんとしていて、あまり応援したくないような気持ちもするのだが

便利過ぎて当分は離れられそうにない。

でも五線紙はAmazonでもやっぱりあんまり安くないんだよな~。

五線紙使う人って少なくな、、くないかな、やっぱり(^_^;)





リストラとかコンサルとか

経営コンサルタントという職種がどうも好きになれない。

投資のセールスマンと一緒で、

「そんなに確実に儲かるなら何故 他人(ひと)に勧めるのだ?」

という気持ちになってしまう。

同じような理由で大規模リストラを敢行する企業にもあまり理解を示す気持ちにならない。

2012年のシャープの大規模リストラに際して、奥田(前)社長がした

「断腸の思いで膿を出す」という発言に対する

「お前が一番の膿ではないのか?」

という指摘に顕著なように、リストラをするならまずリストラをせざるを

得ない状況に会社の運営を誤った経営陣や役員の責任が

同時に追求されなければならないと思う

(奥田氏は同社の経営が傾いてからの就任なので氏の経営手腕は

業績不振の原因には当たらないかも知れないが)。

そもそも有能な人間は大抵別の会社でも有能なので、

よしんば自分がリストラの対象にならなくても その前に

移籍(って言うのか?)したり独立したりという選択が可能且つ

完了している可能性が低くないので、リストラとは決断というより

事後処理に近いのではないかと思う。

また、ある部品メーカーの社長が「M&Aのような重要な決断をコンサルタントに

任せるような会社/経営者はいけない」

という内容のインタビューがあったが、全くもって同感で、

要するに決断や責任を他に求めるような人や会社に将来性や

未来を見出す事は難しいという事である。

恐らく、創業者が現役の会社ではこういった事態は

それ程多くないと思う(倒産はするだろうが)。

創業者はスタートがそもそも決断であるからして、判断を誤る事はあっても

判断しない事で事態の悪化を招く事は少ないと思われる。

反対に、自分で判断しない人間(イエスマン)が目指すのは

自分が判断をする必要がない状態まで既に至った会社(=大企業)であり、

大抵は代替わりをしている。

昨今の日本の大企業の凋落と体たらくぶりは競争の激化ではなく、

創業や成長を成し遂げた代を当てにして入った彼らが役員・経営陣に

登りつめた結果であるように見える(企業30年説)。

無論彼らは命令を聞く分には有能なわけだが、体が頭になる事はできない。

とはいえ逆もまた然りなので、結局世の中バランスなのだ、という

いつもの結論に至るのである(爆)。