2017年2月25日土曜日

ライブやります

たまには自分のライブもやらねば!

というわけで3月2日(木)、下北沢のrpmにて、ドイツから一時帰国中の素晴らしいベーシスト、細谷紀彰君と、

馴染みのギターの伊原anikki広志の三人でのスペシャルトリオでライブを行います!

最近試してみたいアプローチでスタンダードをイジッてみたり、変てこなオリジナルを演奏してみたいと思います。

細谷君は最近になるまでほとんど交流はなかったんですが、バークリーにいた時期も年齢も僕と近いからか、

「こんな風にベースが動いたてくれたらなあ」というのを体現してくれるかのようで、

ドイツに戻ってしまう前に一度是非ちゃんとライブで一緒にやりたいと思った次第です。

お時間ある方は是非 お越し下さい!♪

3/2(木)佐山こうたスペシャルトリオ@下北沢rpm

Open 19:00  Start 20:00  Charge ¥2200

メンバー
佐山こうた(Pf)
伊原anikki広志(Gt)
細谷紀彰(eBass)







2017年2月12日日曜日

整理収納アドバイザーに来てもらった話後期

相変わらずいらない物を処分しながら暮らしている。

釘やねじ、ケーブル類を捨てられるようになったのは大きい。

「必要な量は決まってるし、どうせ付属でついて来るもの」

というジャッジの仕方はとても有用だ。

そして物を買う際には大分逡巡するようになった。

「なくてもなんとかなる」と「あってもいい」の比重が逆転した感じだ。

と言いつつ逆に後で燃えるゴミで処分できそうなものはつい買っちゃったりもするのだけど。

要するに小川君は視点を変えてくれたわけだが、同じような事は片づけ関連の本にも書いてあるようだ。

では本を読めば出来るようになっていたかと考えると、どうもそうは思えない。

考え方だけでは「ではどうして(いらないと)わかっていながら今まで出来なかったのか」の答えにならないからだ。

であるからして、小川君は「モモ効果」を担ってくれたのと思われる。

ミヒャエル・エンデの作品「モモ」の、無口で心の澄んだ主人公モモ(小川君の心が澄んでいるいるわけではない)と話していると、モモは黙って聞いているだけなのにみんな自分の心や考え方がスッキリして帰って行く、というアレである。

捨てる(という選択)と捨てない(選択を保留する)というのは随分と違う行為なので何かきっかけがないと一人でスイッチするのは難しいと思う。

ので、やっぱり来てもらって良かったなは。

また彼のお好み焼きも食べたい今日この頃です。









2017年2月2日木曜日

整理収納アドバイザーに来てもらった話(2)

というわけで旧友で整理収納アドバイザーの資格を取った小川君に来てもらった。

何をしたかといえば、部屋の中央にビニールシートを敷き、引き出しやカゴの中のものを丸ごと出して「いる」「いらない」「保留」の三つに分類する。

ほぼそれだけである。

それだけでマッシブな量のごみが45リットルのごみ袋が1ダースは出た。

うーむ、不思議だ。

勿論収納のコツやお手本をいくつか見せてくれたりはしたものの、それらはついでというか、全く重要ではない、といった感じだった。

ポイントは多分、それぞれを一度 容れ物から出して、一つ一つジャッジをしていった点なんだろうと思う。

メモを取ったわけでもないので受け売りはなるべく控えたいが、

「要るもの・大事なものと、そうでないものがごちゃ混ぜになっている事が、物が増えたり、捨てられない原因」のような事を言っていたと思う。

それくらい引き出しに入ったままでもできそうだと思ったものだが、結果今までできていなかったわけだから、「一度全部出す」のは不可欠なプロセスなのだろう。

確かに、インクの乾いたボールペンなどの明らかなゴミ以外は、「貰い物」だったり「かつてのお気に入り」だったり、「何かの記念」だったりと、

それなりに物に付随する出来事やストーリーというのはあるもので、だからといって要るかと言われたら要らないのだけど、乾いたボールペンと同様には扱えない、といった物が10個に1個くらいはあった。

途中で突っ張り棒を一本買いに出た以外は半日以上この作業。

小川君は基本的に見ているだけ。

僕「これは○○に行った時にノリで買ったんだよね」

小川「じゃあ捨てないでおこうか」

僕「いや、全然いらないんだけど(笑)」

みたいな、独り言に返事をしてもらうような感じで作業を進めていると、

不思議な事に段々心が軽くなっていくのがわかる。

これに本当にびっくりした。

思い出の品はもちろんだが、100均で買ったusbケーブル(20本くらいあった)でさえ、

「色が気に入って買った(性能は×)」とか本当にどうでもいい記憶が残っていて、

そういうものを一つ一つ処分する毎になんだか優しい気持ちというか感謝の気持ちのようなものが生まれてくる。

100均の使えないusbケーブルに感謝も何もあるか、と今でも思うのだけれど、

そういうものが部屋以上に心を圧迫していた事がはっきりと感じられた。

途中から小川君がキリスト教の告白部屋にいる牧師さんに見えてきましたね(笑)。

ゴミ屋敷の主人はだらしがないのではなくて一種の強迫神経症のような状態なのだと聞いた事があるが、それも今ならわかる気がします。

そんなこんなで夜も更けてきたので、途中まで小川君を送って、物凄く晴れやかな気分でそれ以降過ごしています。

さて、小川君は何をしたでしょう。



整理収納アドバイザー小川直のブログ




2017年2月1日水曜日

整理収納アドバイザーに来てもらった話(1)

年始に旧友の小川直(おがわ ただし)君に家に来てもらった。

18歳でバークリー音楽院で出会って以来の付き合いなのでもう随分になるが、その彼が最近 整理収納アドバイザーの資格を取ったという。

「なんだか物が多い」というのは長年の悩みだったが、最近は機材などいよいよ物が増えてきてしまい、天の声とばかりにお願いした次第である。

ちなみに僕は家でも仕事をするし、たまには来客もあるので、それなりに片づけはするし、嫌いではない。

そして、来てもらった時点でうちには100均のカゴが15個以上と、中型の本棚が3つ、収納クリアケースが11個と、オフィス用書類入れ(12段)もあったので、

散らかる原因は分別の下手さにあると思っていた。

落ち着いて考えれば、彼らこそが部屋を圧迫している張本人(物)だとわかりそうなものである。

というより、実際わかっていた(と思う)。

わかっているのに何故できないか、というのは城東区、いや常套句だが(城東区ってどこだ)、

悩みというのはそういうものなのだろう。

兎に角、小川君に期待していたのはテレビで見るような驚きの収納術だったわけだが、待っていたのは全く違った体験だったんだったのである。(続く)