2019年7月10日水曜日

iPad Pro問題

iPad Pro (12.9インチ,2017年モデル)を買って以来、コード譜は基本的にこれで見ている。

印刷コスト(インク代、紙代、コピー代)の削減量だけで既にもとが取れているのでは、と感じる程に使いまくりである。

特に清書前のなぐり書きの紙に関しては99%ゼロになったのは大きい。

最近 無印iPadがApple Pencilに対応した事で更に導入コストが下がったので、例えば芝居の台本(スタッフを入れれば大抵の場合10人以上、本番では見ない、改訂が頻繁に行われる)のようなものは2作品もやればコピー代だけでもとは取れてしまうのではないだろうか。

いわんや利便性(保管スペース削減、長期保存、書き込みの容易さ、各バージョンの保存)を加味すればこれはASAPで導入すべきだと思われる(ちなみに書く側の人間であればSurface Proを勧める)。

翻って問題は譜面とペンである。

譜面は楽器を弾きながら読むし、本番でも使う事があるし、またコード譜であれピアノの場合は随所に和音や二段譜も出てくるし、一曲通して弾き続ける場合が多いので、ディスプレーサイズは大型、ピアノの場合できればA3見開きが望ましい(そうすれば全編オタマジャクシの譜面も読める)。

つまりもう一台欲しいのだ。

また、書き込みの頻度や重要性が高いので、第一世代のペンの充電方式はどう好意的に考えようとしても支持できない。いい加減聞き飽きたセリフだが、あの間抜けで危険で嵩張るデザインと方式はジョブズならプレゼンの時点で開発者をクビにする気がする(キャップをなくさずにどうしていれよう)。


第二世代(現行モデル)の方式は当時難しかったとしても、キーボードを取り付ける(即ち電力の供給が可能な)マグネット式コネクタが実装されているのだから、急速充電を犠牲にしてもそちらに対応させるべきだったと思うが、マイクロソフトのSurfaceを意識してキーボードカバーAlwaysな使い方を推した故の犠牲なのかも知れない。

つまりもう一台(第二世代のペンに対応したものが)欲しいのだ。

が、第一の問題は現行モデル(本体)の価格の高さだ。最新のパソコンと比べても遜色のない処理速度はすごいが、PDFの譜面や書類を見て、書き込む用途で言えば完全にオーバースペックである。

第二世代のペンが旧モデルの本体にも対応してくれれば良いだけなのだが、それはそれで難しいのだろう。とはいえペンの為に15万円は出せない。

とはいえ、その現行モデルもあと数ヶ月で発売から一年が経過し、認定整備済み製品も出てくるだろうし、理想は折りたたみ型でA3サイズ前後にまでなるモデルだが、それにはまだ数年は要するだろうし出るアテもない(譜面以外で折りたたみA3の需要があるのだろうか)。つまり今が買い時だ、と思っていた矢先にこの噂が出てきた。

アップル、折りたたみiPad2020年発売か!?

これは看過できない。

できないが、折りたたみディスプレーが今後トレンドになり、Appleも追随を図っている事をほぼ間違いないが、高い期待を背負ったiPhone SE2が幻で終わった以上、確証はない。

ない上にA3サイズを出す予感はもっとない。

ないないない上に第一世代はプロトタイプだと捉えるべきなのでやはりあと2年は待つだろう。

だが2年なら2017年モデルの買い足しで耐えられるかも知れない。

というわけでやっぱり今は買え「ない」のである。
















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