2020年1月9日木曜日

1月9日

1月9日だが昨日の日記が一昨日の日記になってしまったので

今日も昨日の事をまず書く事になる。

「運び屋」を最後まで見終わる。大変良い映画だった。

イーストウッドのひねくれ老人の役造りが秀逸だったのと、

その他のキャスティングも大変好みであった。

ブラッドリー・クーパーとアンディ・ガルシアの各人のシーン(二人は交わらない)は

白黒とカラーのようなコントラストで演出、役者共に流石であった。

ローレンス・フィッシュバーン(マトリックスのモーフィアス役)も中間管理職の

「そこそこ優秀なんだろうけどだけど、冴えない」感じをバッチリ表現していて、

彼の実力の高さを改めて感じられた。彼の経歴でも洗ってみよう。

作品の長さも2時間弱と、一気に観れる長さで、とにかく全体的によかった印象だ。

余談だが今や基準となっている2時間半という映画の長さは、些か長すぎるように思う。

映画館で観る事を考えた場合、予告編や注意事項動画を含めると、

基本的に席から離れずに3時間じっとしている事になるわけで、

おまけに日本では携帯電話のマナーや声を出す事に異常に神経質なので、

(アメリカでのダメな展開や演出の際の野次や、スターウォーズでヨーダが

戦う時の「ウッヒョー!」とか声に出すのは個人的にとても推奨したいのだが)、

映画を観るのは東京から沖縄に飛ぶのと大体同じ状況になるわけで、

これはそれなりに準備や覚悟がいる娯楽になってしまう。

僕としては映画は、野暮用ついでに「ちょっと寄ってくか」くらいの感じで

観れるものであって欲しいし、もっと言えばトイレに遠慮なく立てたり、

明るさを下げてスマホをチェックしたり「つまんね」とツイートするくらいは

許容されて欲しいものである(ニューシネマパラダイスを見たまえ)。

実際 近年映画館の来館者数は落ち込んでいるらしい。

値段含めて気楽さが足りないせいだと思っている。

というわけで今日も昨日の日記から脱出できないのであった。爆。






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